皮膚科

CATEGORY

皮膚科

一般皮膚科

皮膚のトラブルはとても身近なもので、お薬ですぐによくなるものから、良くなったり悪くなったりを繰り返す慢性的なものまで幅広くあります。
早めの治療や、適切な薬の使い方やスキンケアの方法をお伝えすることによって症状の悪化を防ぐことが出来れば、QOLへの影響も少なく済むのではないかと考えます。
ニキビ

ニキビは、尋常性ざ瘡とも言います。毛穴の詰まりと皮脂の分泌が増えることによって、白い小さなニキビ(面皰)が生じ、その中でアクネ菌が増えることで炎症が生じて赤くはれたニキビとなります。皮脂の分泌の亢進には性ホルモンの影響やストレスが関与していると言われています。また強い炎症が起こると、その部分が痕に残ることもあるため、早期の適切な治療が重要です。
治療 毛穴の詰まりを改善することが根本的治療に繋がると言われており、スキンケアの方法を変えるだけで改善することもあります。現在では使用できる外用剤は多数あるため、患者様の症状に合わせて薬剤を選択していきます。また短期的に抗生剤の内服を行うこともあります。

帯状疱疹

水ぼうそうのウイルスが、治った後も体の神経節に潜んでおり、加齢や疲労などをきっかけに再活性化して、神経の支配に沿って体の左右どちらかに赤みと水ぶくれをつくります。皮疹が出現する数日前からその部分の痛みや違和感が出ることが多く、疼痛のピークは皮疹が出てから7-10日後と言われています。50歳を超えると発症しやすく、80歳までに3人に1人がかかるとされています。また皮疹が治った後も帯状疱疹後神経痛といって痛みが長引くことがあり、治療が遅れるほど、また50歳以上の方ほどなりやすいと言われています。眼の近くに発症すると結膜炎や角膜炎、耳の近くに発生すると顔面神経麻痺や内耳障害を伴うこともあり、特に注意が必要です。
治療 発症後72時間以内に抗ウイルス薬の内服(ときに点滴)治療 を行うことが推奨されています。とにかく早く治療を開始することが重症化や合併症の悪化を防ぐために重要です。

ヘルペス

単純ヘルペスウイルスⅠ型(主に口唇・眼)とⅡ型(主に性器・臀部)の初感染、あるいは再活性化により、痛みを伴う小さな水ぶくれが生じます。一度感染すると神経節の中に存在し、ストレスや感冒・紫外線などを契機として再活性化し、皮疹をつくります。約半数に皮疹の前にかゆみや熱感などの違和感が初期症状として現れます。中には再発を繰り返す方もおり精神的にも苦痛を伴います。
治療 ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬の内服や外用を行います。最近では、単純ヘルペスを繰り返す方に、初期症状が現れたらすぐに内服できるよう、予め薬を処方しておくことが可能となりました。

水虫・爪水虫

白癬菌という真菌(カビ)の一種が皮膚の角層に入り込んで生じます。足白癬には指の間の皮がふやけてむける趾間型、小さな水ぶくれをつくる小水疱型、角質が厚くなる角質増殖型があります。趾間型が最も多く、かゆみを伴い細菌感染などの二次感染を生じることもあります。足白癬が爪に及ぶと爪白癬となり、爪が白く分厚くなってきます。また手や体・陰部や頭部に生じることもあります。いずれも顕微鏡検査で白癬菌を確認することで診断します。
治療 抗真菌薬の外用、あるいは内服(爪白癬や頭部白癬など)を行います。

たこ・うおのめ

慢性的に同じ場所が圧迫されることで皮膚が角化し、たこ(胼胝)やうおのめ(鶏眼)となります。足底に生じやすく、たこは角質が外側に肥厚した状態で、魚の目は角質が内側に芯のように入り込んだ状態となり、とくに痛みを伴います。
治療 硬くなった部分はカットしたり、角質を柔らかくする外用剤を貼付します。原因となる圧迫刺激を避けることが根本的な治療とはなります。

いぼ(ウイルス性疣贅)

見た目は魚の目やたこと似ていますが、ヒト乳頭腫ウイルスの感染により生じます。指先や足の裏に出来ることが多く、いじると広がって別の部位や他の人に移ることがあります。
治療 液体窒素療法が基本です。難治の場合には外用薬を併用することもあります。

アレルギー科

人の体には、細菌やウイルス・寄生虫や異物から体を守るための免疫というシステムが備わっています。
これが現代文明による環境の変化によって異常を起こし、花粉や食品などを異物とみなして過剰に反応し、発疹やくしゃみなどの症状を起こすことをアレルギーと言います。
アレルギーが関与する疾患には、アトピー性皮膚炎・接触皮膚炎・花粉症・アレルギー性結膜炎・食物アレルギー・蕁麻疹などがあります。
アトピー性皮膚炎

かゆみを伴う特徴的な湿疹が慢性的に繰り返されるもので、患者様の多くはアトピー素因(家族歴・IgE抗体を産生しやすい体質)を持ちます。皮膚の乾燥によるバリア機能障害と、抗原刺激によるアレルギー反応や刺激反応により炎症が起こり、かゆみのある湿疹が生じます。近年では、食物アレルギーは湿疹のある皮膚に食物が接することで発症するとも考えられており、乳児の頃からスキンケアをしてバリア機能を高めることで、アトピー性皮膚炎や食物アレルギーを予防することもできるといわれています。
治療 ①炎症を抑える薬物治療、②スキンケア、③悪化因子の除去 が基本となります。

① 炎症がある皮疹部にはステロイド外用剤やそれ以外の炎症を抑える外用剤(タクロリムス軟膏・JAK阻害剤など)を適切に外用し長引かせないことが重要です。抗アレルギー剤の内服を併用することも効果的です。

②保湿剤を外用することで炎症が起こりにくくなります。

③悪化因子を検索し、可能な範囲で除去することも症状改善に繋がります。

蕁麻疹

急に皮膚の一部が赤くなり、蚊に刺された時のように盛り上がって腫れ、かゆみを伴うものを蕁麻疹と言います。全身どこにでも生じ、部分的なものから全身に広がるものもあります。通常数時間~24時間以内に消失しますが、中には数日続くものもあります。原因がはっきりしない、特発性の蕁麻疹がほとんどを占めており、6週間以内に収まるものを急性じんましん、6週間以上続くものを慢性じんましんと言います。また中には食べ物、汗や寒冷刺激など誘因がはっきりするもの、特定のものを食べて運動した後に生じるものなどもあります。
治療 抗アレルギー薬の内服が基本です。症状が改善しない場合には倍量投与や他の薬剤を追加することもあります。原因検索のために血液検査を行うこともあります。
当院では採血でMAST33(特異的IgE抗体を同時に33項目測定する)を行っています。

花粉症

花粉症の治療には、点眼・点鼻などの局所的治療が中心です。最近は、内服薬で、1日1回の服用で効果が発揮されるものが主流となり、眠くなりにくい薬がでています。これらの薬を、初期治療といって、花粉が飛び始める2週間から1ヶ月前から開始することが推奨されています。花粉が本格的に飛ぶ頃に、必要な薬の量が抑えられるわけです。まずは、採血で、ご自分がどの花粉にアレルギーがあるかを同定します。症状の程度に応じて、抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬を選びます。これらはすべて保険適応です。
舌下免疫療法も当院で、保険適応の治療法です。初回は、アレルギー抗体(スギ特異IgE)の有無を検査結果提示あるいは、当院で採血し、問診等から始めます。採血結果、その他問診でスギ花粉舌下免疫療法の開始です。1回目の投与は、院内で行い、しばらくアナフィラキシーショックなどが起きないことを確認させて戴きます。シダトレンというシロップは1年間の薬剤費用として約1万円です。約3年間続ける必要があります。なお、スギ花粉飛散時期の2月から5月中旬は開始禁止です。
同じ舌下免疫療法で、ミティキュア錠という、ダニアレルギー治療薬もあります。基本的にスギのシダトレンと同じ治療法、治療の流れで行います。年中開始可能。違いは、シダトレンシロップが冷所保存に対し、ミティキュアは、錠剤で、舌下に含むと2秒で溶け、液化します。治療薬剤費が年間約2万円。3年継続が必要。

舌下免疫療法はあまき医師が担当致しますので、眼科診療時間内に予約をお取りください。

美容皮膚科

メスを用いない様々な方法で、肌を美しく整え、患者様の生活の質を向上させることを目的としています。
しみ

しみと一言にいわれるものの中には様々な種類があります。代表的なものに、老人性色素班、雀卵斑、肝斑、後天性真皮メラノサイトーシス、炎症後色素沈着があげられます。治療法もそれぞれ異なるため、まずは適切な診断が必要となります。また、まれではありますが、しみと思っていたら皮膚がんだったということもありますので、気になるものがあればお気軽にご相談ください。

老人性色素班
30-40代頃から見られ、年齢と共に増加する大小さまざまな褐色斑です。
紫外線による皮膚の障害が長期にわたることで、メラノサイトが異常に活性化し、皮膚にメラニン色素がたくさん取り込まれることで出来ると考えられています。
治療 ハイドロキノン外用・Qスイッチルビーレーザー

雀卵斑
小児から20代頃までに多い、鼻背部から頬を中心とした2mm前後の小さい褐色斑です。家族内発症が多い、いわゆるそばかすです。
治療 Qスイッチルビーレーザー

肝斑
30代頃から見られる、目の周りを避け頬に左右対称に分布する色素斑です。額や口唇に生じることもあります。女性ホルモンのバランスの変化やこする刺激により生じやすいとされますが、原因ははっきりしていません。 治療 トラネキサム酸・ビタミンC・ビタミンE等の内服、ハイドロキノン外用

後天性真皮メラノサイトーシス
20代頃から見られる、くすんだ灰色調の色素班です。ほほの上部や目の下に左右対称に表れることが多く、他のしみと混在していると見極めが難しいとされています。
治療 Qスイッチルビーレーザー(保険適応)

その他、トレチノイン外用、ビタミンC化粧水、美肌点滴などの併用も可能です。

いぼ・ほくろ

軟性線維腫
首やわきの下などに出来る、小さくて柔らかいできものです。CO2レーザーによる治療が可能です。

脂漏性角化症
顔などに多く、シミが盛り上がって出来るやや角化したできものです。CO2レーザーによる治療が可能です。
*いずれも液体窒素療法を用いた場合保険適応となります。

顔の赤み・小じわ

頬やあご、顔全体の赤みが気になる方、鼻の下などの血管が気になる方、ニキビ跡の赤みが気になる方には、Vビームレーザーによる治療が可能です。 *毛細血管拡張症は保険適応疾患になります。
また、VビームIIの熱刺激によりコラーゲンの産生が促され、小じわの改善や肌にハリが出るといった美肌効果も期待できます。

陥入爪

痛みを伴う場合にはチューブの挿入、炎症が落ち着いている場合にはクリップの装着による巻き爪治療を行っています。